共同通信:外国人保有株が初の3割超 アベノミクスで日本買い

記事要約

全国の証券取引所が19日発表した2013年度の株式分布状況調査によると、外国人投資家の保有比率が前年度比2.8ポイント増の30.8%となった。比較できる1970年度以降で最高となり、初めて3割を超えた。
 金融緩和などを柱に掲げた安倍政権の経済政策「アベノミクス」への期待を背景に、13年末にかけて外国人の日本株買いが進んだことを反映した。

疑問

  • 日本企業への影響はどの程度あるのか?

考え・主張

外国人が保有する株が増えると、企業は株主のいうことを聞かなければいけないのだから、当然日本企業に対する外国人への影響が強くなる。日本人は本業による利益を重視し、外国人は本業とか関係なく利益を重視するので、日本企業はこれから本業を重視しない傾向が強まってくることになる。これでは、本業を縮小して資産運用でとりあえず赤字を回避する、という会社が増えてきてしまう。海外からお金が入ってくるのは嬉しいが、主導権を外国人に奪われることはあってはいけない。日本企業は、外国人に対して、本業による企業の未来を、具体的に説明するべきだ。そうしなければ、日本のものつくりは衰退しつづけるだけだ。

その他

特になし。